二重まぶた(切開法)
切開法は、「極端にまぶたの脂肪が厚い」「皮膚がたるんでいる」など、”ハレぼったい目”の方向きの二重まぶた手術です。まぶたの脂肪を除去し、二重まぶたのラインに沿って切開するので、外人のようにハッキリとした華やかな平行型のラインが出るのが特徴です。後でやりなおしができない、術後の腫れが埋没法に比べて大きいなどのデメリットもありますが、術後、一重に戻る心配がありません。
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切開法の場合、仕上りは自然な二重とほとんど変わらない仕上りになる人もいますが、人によっては少し傷跡が残ったり、なんとなく二重のラインがはっきりしすぎて、不自然な仕上りになる場合もあります。切開法で手術を行った場合は埋没法と違って元に戻すことはできないので、手術前にしっかりとカウンセリングし、仕上がりイメージをよく考えてからの手術をおすすめします。気になる方は一度カウンセリングを受けてみるとよいでしょう。
治療方法
まず、局所麻酔を行ないます。ご希望の二重まぶたのラインに沿って目頭から目尻にかけてカットします。皮膚の下の筋肉の一部を取り除き、切開した皮膚の下側をまぶたを形作っている瞼板(けんばん)という硬い組織に縫合・固定し、次に皮膚どおしを細い糸で傷跡が目立たないようにきれいに縫合して手術を終了します。(この縫った部分が二重まぶたのラインになります。)
痛みは?
局所麻酔を行う時に、一瞬チクッと感じる程度の痛みがありますが、手術中はほとんど痛みを感じません。
手術時間は?
手術は、約40~60分で終了します。
治療経過
手術後5~7日後ぐらいに抜糸に通院していただきます。その間はまぶたに直接触れたり擦ったりせず、喫煙や飲酒を控えてください。シャワーは当日より大丈夫ですが、湯舟に入るのは翌日からにしてください。2~3日は目の上の傷口は濡らさないように洗髪や洗顔のとき注意をしてください。
術後すぐはかなり腫れており、青あざ(内出血)も2~3週間ぐらい続きますので、外出する際2~3週間はメガネなどを着用したほうがいいでしょう。
- 手術当日
- ・シャワー
- 翌日
- ・入浴
・洗髪 - 2・3日後
- ・洗顔
- 5~7日後
- ・抜糸のため通院
- ・アイメイク
(抜糸翌日より)
通院は?
手術後5~7日後に抜糸のための通院が必要になります。
腫れ・痛みは?
術後約2~3週間はまぶたの切開部に泣きはらした後のような腫れや青あざ(内出血)が続きます。腫れは個人差があり、2~3週間で7~8割、1ヶ月でほぼ落ち着きます。2~3ヶ月経ったころには二重部分も完全に目になじんできます。痛みはほとんどありません。
傷跡は?
まぶたを切開することによる傷跡がうっすらライン状に残りますが、二重のラインに隠れほとんど目立ちません。 傷跡完治の目安は、約2~3ヶ月です。