乳輪縮小

乳房の大きさに比べて「大きすぎる乳輪」を、乳輪組織を一部取り除くことにより理想的な大きさにすることができます。

Doctor's Voice
乳輪縮小は、乳輪の外周から切除するのが一般的ですが、この方法では乳輪と周囲の皮膚の境に手術跡が目立ちやすく、仕上がりも不自然です。当クリニックでは乳頭周囲の乳輪部分を切除して縫合する方法をおすすめします。これは手術跡がほとんど目立たない方法で、術後一時的にできる傷跡周囲のしわは、3~6ヶ月経過すると自然に目立たなくなります。

治療方法

まず局所麻酔を行います。乳輪の外縁、または内縁の皮膚をドーナツ型に切除し、周りの皮膚を中心に寄せてきれいに縮小して縫い合わせ手術を終了します。
痛みは?
局所麻酔を行う時に、チクッと感じる程度の痛みがありますが、手術中はほとんど痛みを感じません。
手術時間は?
手術は、両側で約80分です。(片方40分程度で終了します。)
治療経過
術後7日間は自己消毒をし、ガーゼをあててください。7~10日後に抜糸をします。その間は乳輪に直接触れたり擦ったりせず、喫煙や飲酒を控えてください。また入浴を避けて手術翌日からのシャワー程度に留めておいてください。シャワー、洗髪は翌日より直接傷を濡らさないよう防水テープで保護すれば可能です。入浴は抜糸当日までできません。術後は抗生物質、痛み止めと胃薬が処方されますので、処方分を継続して服用してください。
翌日から通常の仕事なら大丈夫です。
- 手術当日
- ・メイク
・洗顔
・洗髪
・シャワー - 翌日
- 2・3日後
- ・ガーゼ交換のための通院
- 7~10日後
- ・抜糸のための通院
- ・入浴
通院は?
2~3日後にガーゼ交換、傷口のチェックのため通院してください。その後は抜糸するまで自己消毒していただき、7~10日後に抜糸のために通院が必要になります。以後2週間~1ヶ月後に傷跡の診察を行います。
腫れ・痛みは?
腫れや青あざ(内出血)はほとんどありませんが、術後約7日間は手術箇所がジンジンと痛みます。これに対しては、痛み止めで十分カバーできますが、乳輪への接触は2~3週間は避けた方が良いでしょう。
傷跡は?
乳頭のつけ根部分あるいは乳輪周囲に傷跡が残り、術後数ヶ月は多少わかりますが、その後はほとんど目立たなくなってしまいます。 傷跡完治の目安は、約3~6ヵ月です。