傷跡修正
交通事故やケガ等で目立つ傷跡が残ってしまった場合、形成外科手術で目立たなくさせることができます。傷跡の部分や程度、時期によって治療法が異なります。
Doctor's Voice
傷口と一口でいってもやけど・化膿による跡・切り傷・外科手術により生じた跡などいろいろあります。これらの傷跡を形成外科の技術で縮小あるいは除去することで目立たなくします。傷を受ける前の状態に戻すのは不可能ですが、傷を薄くしてメイクなどで十分カバーできる状態にする事は可能です。傷跡の部分や程度、時期によって治療法が異なりますが、当クリニックでは、カウンセリングで、実際に状態を拝見した上で傷のある場所に応じて最適な切開・縫合方法を選択いたします。気になる方は、お気軽にご相談ください。
治療方法
まず局所麻酔を行います。
傷跡が残っている箇所を切除、周囲の皮膚を特別な方法で傷跡が目立たないようにきれいに縫い寄せ手術を終了します。
・顔面の傷の場合
W形成術といって傷跡の周囲にギザギザの切開を入れ、そのまま縫合します。縫合した傷がギザギザなので、一部がしわの方向に隠れ、目立たなくなります。
痛みは?
局所麻酔を行なう時に、チクッと感じる程度の痛みがありますが、手術中はほとんど痛みを感じません。
手術時間は?
部位や長さにより異なりますが、約40~60分が目安です。顔面の場合細かい縫合なので、もう少し時間がかかります。
治療経過
傷跡の部位により異なりますが、術後7日間は傷跡にガーゼを固定します。その間は傷跡に直接触れたり擦ったりせず、喫煙や飲酒を控えてください。また入浴を避けて手術翌日からのシャワー程度に留めておいてください。シャワーは翌日より直接傷を濡らさないよう防水テープで保護すれば可能です。術後は抗生物質、痛み止めと胃薬が処方されますので、処方分を継続して服用してください。
- 手術当日
- ・洗顔
・洗髪 - 翌日
- ・シャワー
- 2・3日後
- ・入浴
- 5~7日後
- ・抜糸のための通院
通院は?
手術後5~7日後に抜糸のための通院が必要になります。
腫れ・痛みは?
傷跡の部位により異なりますが、腫れや青あざ(内出血)は軽度です。術後約3日間は手術箇所がジンジンと痛みます。これに対しては、痛み止めで十分カバーできます。
傷跡は?
傷跡の程度、部位により異なりますが、特別な方法で縫合をするので、以前の傷跡よりも傷が目立ちにくくなります。 傷跡完治の目安は、約2~3ヵ月です。